はじめに

「インスタを開かない日はない」「通知がないと不安になる」こんなふうに、SNSに縛られていませんか?かつての私も、1日何時間もインスタを見ては、他人と比べて落ち込む毎日を送っていました。でも、アカウントを削除してからは精神的にストレスが減りました。今は小さなアカウントで、親しい友達だけに公開し、自由気ままに使って楽しんでいます。今回は、私がインスタグラムのアカウント削除に至った経緯から、ストレスフリーにインスタを使えるようになったまでを赤裸々に紹介します。
なぜ私はインスタに依存していたのか

インスタって、ほとんどの人が使ってますし、連絡先を聞くときにも「インスタ交換しよ」って聞かれることが多いような気がしています。仕事関係の人であればLINEを交換する人が多いかもしれませんが、飲みの場で出会ったり、プライベートを知りたいと思う相手に対しては、インスタグラムを聞くことの方が多いかもしれません。インスタグラムの良いところは、好きなこと・趣味や世界観を発信して、自己表現のツールとして利用できることですね。ただの連絡手段にとどまらず、自由な使い方ができる「インスタグラム」。わたしはこのアプリが大好きで、思い返せば中学生くらいでスマホデビューしたときからずっと使っています。日常生活の一部を切り取ってシェア、いいねやコメントで盛り上がったり、共通の趣味に気付くきっかけになったり、自撮りを載せてみたり、特技を見せびらかしたり、クリエイティブな発信も楽しめる上に、たくさんのインスピレーションをもらえるアプリです。
インスタグラムの嫌いなところ

そんなインスタグラムですが、最近では「SNS離れ」という言葉が流行っています。現代の若い子にとっては、「インスタグラムにシェアしない方がクール」と思われることもあるそうです。インスタ歴10年以上の私が、インスタグラムの苦手な所を紹介します。
- フォロワーの数が気になるようなデザインになってる
- 気付いたら時間が過ぎている
- インスタに載せてる写真と実物は違うとわかっていても他人が羨ましく見える
- 「映え」や「統一感」にこだわりすぎて疲れる
- 他人の私情を知りすぎてしまう
- リアルタイムで起こっていることに敏感になってしまう
- 自分だけ誘われてないときの孤独感半端ない
- 生理前後に見たら病む
- フォロワーと上辺だけのコミュニケーションになりがち
- インフルエンサーの力が強すぎて質が低いコンテンツが溢れてる
インスタ依存症の症状例

「自分をよく見せたい」と思ってアーカイブして、時間経ってから後で戻すみたいなこと、してませんか?「人にどう見られたいか」を考えるのは、悪い事ではないのですが、それが癖になってしまって、「いったん全部投稿消そう!」ってなってしまうことが良くありました。今でも油断すると、インスタ依存症の症状が再発しそうになるので頑張っていますが、私の場合のインスタ依存症とは主に、「消す」ことですかね。よく撮れた写真を、その時は満足して撮って、インスタグラムに載せるんですけど、後から自分でその写真を何回も何回も見返して、嫌になって消してしまうんです。その時に削除ではなく、アーカイブに入れた投稿は後で戻します。完全に消してしまった写真は、後でまた投稿したりします。この無限ループは、すごく時間の無駄だなあと感じています。
投稿をすぐに消したくなる
インスタって、自分のプロフィールに簡単に戻ってこれちゃうんです。だから、何回も自分の投稿に目が行っちゃうわけです。何度も何度も見てるうちに、自分が気が付かなかった部分や、目につかなかったものが目立ってくるんです。「え、小指曲がってるみたいに見えるのこれヤダ」とか、「なんか後ろの人消した方が良いかもしれない」「この投稿の色ちょっと変かも」など、本当に些細なことが気になり始める。誰も気にしないようなことだと自覚はしているのですが、本当に気になりだしたらキリがないんですよね。
プロフィールを変えがち
インスタ依存症の人は、インスタの投稿だけではなく、プロフィールの画像もよく変えちゃいます。結局、デフォルトが落ち着くなあと言うのが私の経験談です。何も画像を設定しない方が正直楽です。選択肢が多すぎると、これもまた「正解がない」と言う意味では、悩んでしまう理由になるのです。ある時、ネットでこんな画像を拾ったんですよね!翻訳は、左がSNSの彼女、右が彼女のリアル。

プロフィール画像がデフォルト系の女の子は、実際は美人が多い気がします。
ストーリーは24時間経つ前に消す
これもインスタ依存症あるあるだと思うのですが、24時間で消えるものと分かっているのにもかかわらず、5、6時間くらいで消しちゃったりします。「〇〇ちゃんが見たからもう消そう」みたいに、消しちゃうこともあったりします。いまは、限定公開、非公開などの設定もあるのですが、いちいち設定するのもめんどくさいですよね。
タグ付けは速攻で外す
女の子って、自分さえ綺麗に映ってれば他の人の事考えない人が意外にも多いんですよね。しまいには「本人写ってねえじゃん!私だけドアップじゃん!」みたいな写真をタグ付けして投稿していることなんかもありますし、一旦載せる前に聞いてほしいなあと思う経験は沢山あります。私は自分がされたらいやだなぁと思うので、尚更そういうのは配慮をして、ストーリーでも投稿でも聞いてから載せたりとか、一回加工する時間をあげてから載せるとかします。でもそういうことは全く気にせずにバンバン人のこと載せちゃう人もいるんですよね。「これめっちゃ可愛いと思う、よく写ってると思うよ」って、それはあなたの主観ですよね。褒めてくれるのはうれしいですが、載せる事とは別の話です。私はその角度で撮られるの正直嫌だったし、盛れてないんよ!!(心の声)
名前を消す
ユーザー名調べないと引っかからないように、名前を消してたこともありました。もう他の人に身バレするのも嫌になって消しちゃいました。
フォロワーは切りのいい数字までフォロー外す
人脈ってめちゃくちゃ大事ですよね!人との出会いほど大切なもの、あまりないと思っています。でも、インスタ依存症の私には、フォロワー数は単なる数字に見えてしまいます。「201か。1人消せる人いるかな」なんて。気持ち悪いですよね、こんな風に誰かを簡単に削除できてしまうなんて、、
インスタを削除する前に試したいこと

インスタやってて一番辛かった時の話

投稿数100を超えそうな時だったと思います。留学が終わって、日本に帰国後半年ほど経った頃でしょうか。留学生活が楽しすぎて、どんな瞬間を切り取っても絵になった生活から一変。オフィス街、仕事場、殺風景な風景、サラリーマン、、カフェに行ってもなんか違う。「自分の価値って海外にいたから」だと思い込んでいたんですね。
もちろん今では、日本は日本の良さ、古き良き文化。古風な部分もある意味モダンと言いますか、私は日本人であることに誇りを持っていますし、本当に素敵だなと再確認しているのですが、その時はそう思えなかったんです。過去の写真を無理やり引っ張ってきて #tbt(スローバック=振り返ってみた)みたいなハッシュタグをつけて投稿したり、アーカイブしてみたり。四六時中自分の投稿フィードを眺めていましたね。正直な話、100枚を全部アーカイブしたり、載せ直してみたりするのは本当に終わりがないですし、めちゃくちゃ時間がかかります。それを1日に何回も繰り返したり、寝る暇を惜しんで朝まで統一感を求めて何度も何度もやっていましたね。
「正解がない」からこそ、やってしまう、でも他人にとってはどうでもいいこと。「表現の自由」は楽しむべきもの。苦しんでまでやる必要はないよ!
削除に踏み切った理由

ある日、髪の毛がきれいな友人の紹介で美容室に行き、思い切って髪の毛を金髪にしました。美容師さんにたくさん褒められて自己肯定感が上がり、仲良くなったのでラインとインスタグラムを交換しました。「髪の毛良い感じです!気に入ってます!」と後日送った写真を無断でインスタグラムに掲載されて、旦那さんとの写真まで勝手に宣伝に使われていることに後から気付いて、不快に感じてしまいました。タグ付けやストーリーによって個人情報が広がること嫌気がさし、インスタをやめるきっかけとなりました。
他の人の写真を無断で掲載するのは失礼です。どんなに良く映っている写真でも、一言断ってから載せてあげるようにしましょう。
インスタをやめてよかったこと

インスタグラムをアンインストールしても、暇を見つけてはインストールし直したり、投稿したくなる時もありました。依存症なので、スパッとやめることは難しかったです。でも、寝る前にインスタをみるのはばかばかしいと思って、きりが良いところでアンインストールすることを習慣にしていたら、寝つきが良くなり、睡眠の質も上がったような気がしました。
「どんな瞬間も写真を撮って載せたい」そんな気持ちで生活してたら、思いっきり楽しめないじゃないですか!インスタをしなくなってからは、変顔もできるようになって友達との時間も自然体で楽しめるようになりました。LINEやメールの返信も早くなったし、趣味の時間も作れるようになりました。可愛い写真を撮ろうと必死になることもないので旦那さんとの喧嘩も減り、「映え」を気にせず店選びができるようになったり、服や欲しいものも前より減りました。
ずいぶんと気持ち的に楽になりました。
インスタがなくて困ること

新しい友達ができるたびに「インスタ交換しよ」って言われるので断るのが面倒ですね。インスタアクティブユーザーの女の子に「インスタやってないんだよね」と言ってみると、ちょっと残念がられることがあります。男の人にインスタを聞かれて、「インスタやってないんだよね」と言って残念がられてもなんとも思わないのですが、趣味が合いそうな女の子にインスタを聞かれて断る時には心痛みます。あとは、自分の好きな物、趣味、生活の様子などをわかってもらいにくいことがあります。インスタグラムはもはや「名刺」のような存在でもありますので、プロフィール欄に自分の好きなことや住んでいる場所などを書いておく人が多いですよね。あとは、お店の情報を探すときに困ることが多いですね。お店によってはホームページを持たず、インスタで情報を発信しているところが増えてきています。フォロワーとの直接的なやり取りを大事にしているお店も多くありますので、「定休日などはインスタをチェックして下さい」というお店もあります。インスタをやっていないと、お店の情報を見ようとするとそのたびにログインを求められるので、結局「アカウントあった方が便利だな」とは思います。
最後に

この世の中には色んなアプリが存在する!!インスタが無くてもLINEがあるし、LINEがなくてもフェイスブックがあるし、フェイスブックがなくてもスナップチャットがあるし、スナップチャットがなくてもディスコードがあるし、連絡手段をとる方法、本当に沢山ありますよ。そこまでしてでも、インスタを使う理由があるんですよね?インスタが好きなんですよね!もしインスタが好きで、楽しく使いたいのに使えないのであれば、この機会に1度、「インスタとの距離」を見直してみてはいかがでしょうか。
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